RTI Monitoring libraryをリンクし、RTI Monitorを使用する場合、以下に注意してください。
ディフォルトではrtiddsgenが作成するMakefile内で、リンクするライブラリが"-lnddscppz -lnddscz -lnddscorez"などとして指定されています。
このライブラリ名に"z"が付くのは静的リンクを行う時の指定です。動的リンクを行う時には"z"を外してください。
言い換えると、"z"付のライブラリをリンクしているアプリケーションにRTI Monitaoring libraryを使用するならば、"z"が付いているMonitoring libraryを、"z"無(動的リンク)ライブラリをリンクしているアプリケーションには、同じく"z"無リンクしてください。
それぞれの場合、QoSファイルでは以下の様に設定します。
静的リンクの場合
<participant_qos>
<property>
<value>
<element>
<name>rti.monitor.library</name>
<value>rtimonitoring</value>
</element>
</value>
</property>
:
</participant_qos>
と、名前の項にrtimonitor.libraryを指定してください。
動的リンクの場合
<participant_qos>
<property>
<value>
<element>
<name>rti.monitor.library</name>
<value>rtimonitoringd</value>
</element>
</value>
</property>
:
</participant_qos>
と、名前の項にrtimonitoring"d"("d"が付く)を指定してください。
なお、ライブラリ名の終わりに"d"が付いているライブラリがありますが、こちらはデバッグ用ライブラリとなります。
このため、ライブラリの中には"zd"が付いているものもありますが、これはデバッグ版RTI Monitoring libraryとなります。
2014/07/14に記述内容を修正しました。